しろ鹿 脊振の山散歩

かけだし森林インストラクターのぶらぶら山散歩

雪の井原山へ

この一週間はしとしとと霧のような雨が降り続いていいましたが、やっと朝から青空が出てきたので、水無渓谷から井原山へ出かけました。

井原山山頂

昨年末のクリスマス寒波以降、暖かい日も続いていたので、雪はあまり残ってないだろうと思っていたんですが…

滝の上を渡ります

イヌガヤの木に寄りかかる石灰岩

水無鍾乳洞の第2入口より少し上の斜面には石灰岩がごろごろと積み上がっていますが、冬になって草木が枯れると、こんな風景が…

これ、イヌガヤの木に岩がもたれかかっていますが、木が折れたら…怖いですね。

 

ヤマアジサイのドライフラワー

ヤマアジサイやノリウツギなどアジサイ科の花は枯れても、ドライフラワーが残ります。

左の写真を見ると、装飾花が下を向いているのがわかりますね。

アジサイは、受粉が終わると装飾花がこんな風に下を向くそうです。

「今シーズンは営業終わりました」って…面白いですね。

 

ケヤキの林

ケヤキの森あたりから少しずつ残雪が現れます。

オオキツネノカミソリ(ヒガンバナ科)の新芽

雪の中でもオオキツネノカミソリは新芽を出して、8月の開花に向けて準備を始めています。

これから、少しずつ葉っぱを出して、5月まで光合成をして、養分をしっかりため込んだら、一旦姿を消して、8月にたくさんの花を咲かせます。

 

コバノミツバツツジ(ツツジ科)の冬芽

稜線に出ると、コバノミツバツツジの冬芽がたくさん見られます。

足元はふかふかの雪です。

この一週間の雨は、山では雪になっていたんですね。

井原山から脊振山(右奥)・金山(左手前)を望む

井原山頂から福岡市内

雪の尾根道

 

登山道の少しえぐれた斜面に霜柱がたくさんできています。

よく見るときれいですね。

霜柱がきれいです

 

イヌガヤ(イチイ科)の冬芽

アオキ(アオキ科)の実

何か見覚えのある花のあとが…

サラシナショウマ(キンポウゲ科)の殻

サラシナショウマの種の殻のようです。

種はもう蒔き終わってるようですね。

 

沢沿いで、小鳥の警戒するような地鳴きが聞こえるので、よく見たらミソサザイでした。

ミソサザイ

枯れ木も山の…

尾根道から反対側の斜面を見上げると、落葉樹の枝が陽に当たってきれいです。

雪が降っても、晴れてくれると少し暖かくて気持ちいい山歩きができますね。

今日はのんびり歩けました。

 

2023年1月21日山行

 

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