日曜日だし、久しぶりに脊振のどこかに出かけようかと思っていたら、午後から四王寺山でイベントの打合せがあることを思い出しました。
しかたがないので、午前中から四王寺山へ出かけ、ぶらぶら歩いてみることにしました。
いろいろ事情があって、管理センターから四王寺山の東側の稜線(土塁沿い)を歩くことにします。

管理センターからは、駐車場奥のワンヘルスコースに沿って焼米が原を目指します。
草原に遊具が設置された「こどもの国」を通り、落葉樹の森の中の湿地を抜けて山道に取付くとヒノキの林の中、擬木の階段がなんだかいい雰囲気です。

一旦道路に出て少し下ると右手にまた森への道が続きます。
照葉樹の森を抜けると

見晴らしのいい焼米が原。
草原が気持ちいいですね。
ここは、昔私たちが小学生の頃には福岡市内の多くの小学校にとって遠足のメッカともいえる場所でした。
焼米が原でも少し高くなっている見晴台からの眺望は四王寺山では一番かもしれません。
ちなみに、「焼米が原」というのは、今から1350年以上前に四王寺山につくられた「大野城(おおののき)」という山城の中に建てられた倉庫から米がこぼれだし、これが長い年月を経て黒く炭化し、このあたりにたくさん落ちていたということでつけられた名前です。

焼米が原の少し高いところから眺めると、お城の城壁(土塁)の形がよくわかります。
こんな風に四王寺山のほぼ全体に土塁が築かれていました。
この土塁の上を歩いて行くと四王寺山を1周することができます。(一部谷もありますが)
これに沿って、四王寺東側の大原山方面へ向かいます。

照葉樹林の主、タブノキの冬芽がふくらみ始めています。
サルトリイバラの実も見られますね。

しばらく歩くとセリバオウレンが気になったので、生息地にちょっっと立ち寄ります。


2月頃が花のピークなので、もう終わっているかと思っていましたが、盛りは過ぎているものの、まだ花は残っていました。
本来九州には自生しない植物ですが、各地の修験の山と言われる場所では見ることができます。
これは、薬草として修験者がいろいろな修験の山に植えたからだと言われています。
歩いていると、ヤマガラが騒いでいました。

警戒されたかな?
土塁の途中から「小石垣」の方へ下って行くと、山の中の小川に出ます。

森の中のちょっといい雰囲気の場所です。
放棄された田の脇の水たまりにはたくさんのカエルの卵(卵嚢)とすでに孵ったオタマジャクシがたくさんいました。


で、そのそばの沢をのぞき込むと、土手に咲いていました。

ツクシショウジョウバカマの花です。
比較的長く咲いていることもあるのでいわゆる「スプリングエフェメラル」ではありませんが、咲き始めの花はとても清楚で春の妖精のようでもありますね。
今日は、少し寒かったけど、春を感じながらのんびりと散歩をしてきました。
そろそろ、いろんな花が咲き始めますね。
楽しみです。
2026年3月8日散策