しろ鹿 脊振の山散歩

かけだし森林インストラクターのぶらぶら山散歩

滝川谷から金山へ

大雨・台風のあと、林道が通行止めになっていたので遠慮していた、滝川谷に出かけてみました。

今回は、車で花乱の滝からせまーい林道を抜けて、登山口に向かいます。

登山口に近づくと、林道はやや荒れて、両側から伸びてきているハギ等の枝がギイギイと車体をこすります。

金山山頂

春に見つけて気になっていたカツラの木、もうすっかり葉が落ちて、自慢の甘い香りもほとんど感じません。

カツラ(カツラ科)の木

それでも、落ち葉を見つけて香りをかぐと、かすかに甘い香りがします。

来年は、もう少し早い時期にきて、しっかり香りをかぎたいですね。

 

滝川谷入口の大滝

大杉

スギ林を抜けて、沢の橋を渡るとすぐに大きなスギの木が鎮座しています。

滝川谷の門番、勝手に「仁王杉」と名付けました。

 

標高の低いところでは、イロハカエデがたくさんあります。

コケにイロハモミジの落ち葉

この辺りは、もう紅葉も終わって、落ち葉だらけになっています。

 

ヤマハッカ(シソ科)

今日は、あまり花が期待できませんが、かろうじてヤマハッカの花が残っていました。

 

 

沢沿いでは、まだ起きてるカエルが・・・

タゴガエル・・かな?

タゴガエルでしょうか?

もう寒くなってるので、早く寝なさい!

 

今日も滝川谷の沢には豊富な水が流れています。

滝川谷の沢は今日も豊富な水量

 

サネカズラ(マツブサ科)の実

 

何年ぶりでしょう?

20年近く出会っていなかった…

下の画像の中に、生き物がいます。

わかりますか?

ここに生き物がいます・・

 

正解は・・・

ナナフシ

ナナフシです。

本当に久しぶり。

絶滅していなかった。

良かった!

それにしても、立派な擬態です。

 

珍しいバッタが…

と思ったら

フキバッタ

上の画像はどちらもフキバッタのようですが、左側はすでに息絶えていて、体にカビが生えてきています。

右側は、まだ生きていますが、触れてもほとんど動かず、左みたいになるのも時間の問題かも。

こうやって分解されて、また、植物の栄養になるんですね。

 

ところで、フキバッタの顔をまじまじと見てみると、やっぱり仮面ライダーに似ていますね。

仮面ライダー?

山頂付近は、冷たい風が吹いていました。

山頂付近のブナ林

ブナ林もすっかり冬景色です。

 

ふいに、短い口笛のような鳴き声が聞こえてきて

ウソ

カメラを向けるとすぐに逃げて行ってしまいましたが、久しぶりにウソに会えました。

のどの茜色が美しい。

「ひゅっ、ひゅっ」と人が吹いている口笛のような声で、つがいで飛んできました。

 

 

フユイチゴ(バラ科)

フユイチゴも、そろそろ時季ですが、食べてみたらまだ酸っぱい!

 

赤い実がたくさん見られます。

ヤブコウジ(サクラソウ科)

ヤブコウジは、別名「十両」

千両、万両から来た呼び名ですね。

 

アリドオシ(アカネ科)の実

これは、「一両」

アリドオシの実です。

 

シロダモも、今花と実の時季です。

シロダモ(クスノキ科)の実

実の感じもクスノキ科らしいですね。

 

森の中で、枯れた木の幹にきれいな丸い穴

誰の家?

誰かの家かもしれませんね。鳥?ムササビ?

 

 

クリタケ?かなぁ

キノコも沢山見られますが、やっぱり難しい。

 

シジュウカラとヤマガラの声が聞こえると思って、見上げて姿を探していると、すぐにエナガの群れがやってきました。

エナガ

はやりのシマエナガほどではありませんが、かわいい!

ちなみに、シマエナガは北海道に生息していますが、九州にはいません。

エナガをかわいがりましょう。

 

縦走路の落葉樹林から金山の稜線

 

ウリハダカエデ(ムクロジ科)の紅葉

今日は、時々晴れはしましたが、どんよりした曇の時間が多くて、もうすっかり冬の雰囲気でした。

ちなみに、滝川谷の登山道は車谷や井原山方面よりも台風の影響は少なく、ほとんど影響はわからないくらいです。

 

紅葉が終わってしまうと、山も寂しくなりますね。

もうすでに、春が待ち遠しい…

 

2023年11月11日山行

 

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1年ぶりの九重キャンプ(2日目・大船山)

2日目は、3:30に起床。

寒さで少し寝不足ですが、まあ、ゆっくり歩けば大丈夫そうです。

テントから這い出すと、フライシートには凍りついた夜露が張り付いています。

靴を履いて、準備していたサブザックを背負って、4:00には真っ暗な森の中の登山道に取り付きます。

朝日を浴びた大船山頂

九重町の日の出は、6:40くらいになっていたようですが、山頂からだと少し早くなるでしょう。

それでも、2時間以上は時間があるので、ご来光には間に合いそうです。

道は、真っ暗な上に溶岩がゴロゴロしていて歩きにくいので、ゆっくり登ります。

途中4組くらいの登山者に先を譲りました。

 

6:00過ぎに山頂へ到着。

大船山の肩にあたる段原からは、空も明るくなってきて、東には水平線のような一直線の雲がかかっています。

カメラが使えないので、風景を心に焼き付けようと決心していましたが、この美しい景色を見ると、もう、何でもいい、そうだ、スマホがあるじゃないか!

ということで、スマホでの撮影としました。(画質はかなり落ちますが、ご容赦を)

 

おーっ! 6:20前に明るい点が出てきました。

大船山頂からのご来光

お日様は本当に暖かい。

山頂からの景色をご覧ください。

北東方面に由布岳

山頂の紅葉と祖母・傾山系

 

 

 

阿蘇五岳も美しい

朝日に照らされる山頂の紅葉

日が昇ると、左手には由布岳の双耳峰、右の遙か先に祖母・傾の山々。

後ろを振り返って、久住山・中岳の山塊と少し南側には阿蘇五岳もきれいに見えます。

ここ数日、朝晩の気温差が大きいのですが、雲海はあまり出ていません。

 

明るくなると美しい紅葉が現れます。

 

山頂でパンと暖かいスープの朝食をとって、北大船山に向かいます。

北側の斜面の紅葉も見事です。

山頂直下の紅葉

北大船北西斜面の紅葉

紅葉は、ミヤマキリシマの葉のグラデーションと、コミネカエデ、ウリハダカエデ、標高が低めの場所は、シラキも見られます。

 

段原まで戻ると、まっすぐ稜線を進み北大船山に向かいます。

北大船山頂

北大船稜線から九重山塊を望む

北大船山稜線から大船山を振り返る

北大船山は、開けた稜線を、景色を楽しみながらのんびり歩き、北側の平治岳との鞍部まで下りて、坊がつるのテントまで帰ります。

 

テントがすっかり濡れてしまっているので、乾かすために、坊がつるではゆっくり過ごして、11:00過ぎに下山開始です。

 

途中、ミズナラの樹液にルリタテハが止まっているのを見つけました。

ルリタテハ

最近も、たまに見かけるけど、なかなか写真を撮らせてくれないので、ここでゆっくりとらせてもらいました。(スマホだけど)

 

吉部登山口からは、2回目でしたが、テントを担いで登るには、急登も1カ所だけで非常に楽なルートです。

大船林道に出るまで、ずーっと森の中なので、夏でも暑くないし。

今後、テント泊の時は、ここを利用することが増えそうです。(もう歳だし)

 

それにしても、今回「紅葉」は、ほとんど意識していなかったので、思いがけず…でしたが、平日(火曜・水曜)にもかかわらず、結構な人出だったことをみると、みんなそのつもりで来ていて、自分がいかに何にも考えずに計画立ててたかが思い知らされます(苦笑)

あと、カメラのバッテリー・・・

 

2023年10月18日山行

 

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1年ぶりの九重キャンプ(1日目)

今年は、9月に入っても、なかなか暑さも収まらず、頃合いを見計らっている内に10月になってしまいました。

10月に入っても、週末に天候がいまいちだったりで、もう寒くなる前の最後のチャンスということで、平日(火曜日・水曜日)でしたが、恒例の九重キャンプに出かけました。

坊がつるのススキ原から中岳・白口岳を望む

今回は、牧ノ戸から、星生、久住あたりに登りながら…と思っていましたが、少し準備不足もあって、体力的にも不安があったので、20年ぶりに吉部登山口から坊がつるを目指します。

唯一の急登

登山道の様子は、なんとなくしか覚えてませんでしたが、歩いてみると、とても快適!

1カ所だけ、木の根にすがりながらの急登がありますが、あとは大船林道に出るまで、平坦で気持ちのいい森の遊歩道。

いつもの、すがもり越や雨ヶ池越経由のルートよりはるかに楽なルートです。

 

カツラの巨木

ハリギリの巨木

急登を登り切ると、ミズナラやカツラ等、落葉樹の森の中を快適に歩きます。

途中、カツラやハリギリの立派な巨木も見られます。

カツラは、今ちょうど葉っぱを落としながら、あの、キャラメルのような甘い香りを、森のあちこちに漂わせています。

 

しばらく進むと左手に「暮雨の滝」の表示。

数十メートル下ると、美しい滝が見えてきます。

暮雨(くらぞめ・くれぞめ)の滝

滝の上、奥の方にわずかに紅葉が見えましたが、写真には写りませんでした。

それほど大きくはありませんが、美しい滝です。

この川は鳴子川で、遠く有明海に注ぐ筑後川源流の一つです。

 

滝から登山道に戻ってしばらく歩くと、道沿いにたくさんのトリカブトの花が咲いています。

タンナトリカブト(キンポウゲ科)

調べてみると、ここのトリカブトも、脊振と同じ「タンナトリカブト」のようです。

林床に光が入る落葉広葉樹林のトリカブトは、紫が美しいですね。

 

この付近もシラキを中心に、木々が少しずつ紅葉し始めています。

登山道の紅葉

遊歩道のような登山道

気持ちのいい森を進んでゆくと、やがて、広い大船林道に出ます。

これは、森林の管理はもちろん、法華院山荘への物資の補給にも使われているようです。

ここからは、歩きやすい林道をのんびりと歩いて行くと、坊がつるに着きます。

冒頭のススキの原は、大船林道からの風景ですが、ちょうどススキが見事です。

大船林道から坊がつるを見渡す

坊がつるのテント場から見上げる三俣山

 

坊がつるの木道から、明日の早朝に登る予定の大船山が見えています。

大船山

テントを張って、少し散策しようかと思いましたが、たまには何もせず、のんびりもいいかな…と、しばらくぼーっと過ごしました。

テント場もススキの原

ミヤマキリシマの狂い咲き

リンドウ(リンドウ科)

16:00頃に、ぶらぶらと法華院山荘まで歩き、冷たいビールを買い込んで、おでんを煮込みながら、暗くなる前に食事を終えます。

あとは、付近の小岩の上に登って夕景を、これまたぼーっと眺めながら、焼酎お湯割りで…

 

陽が落ちてしまうと、空には文字通り、降るような星空でした。

坊がつるの星空(東側・北大船の北斜面付近)

ここで、酔いも手伝って、判断力が低下。

星空の写真を撮りまくっていたら、なんと、バッテリー切れ。

もちろん、予備もありましたが、これも✖。

あー、明日の大船山のご来光が…

テンション爆下がり・・・          

                       2日目へ続く

 

2023年10月17日山行

 

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久しぶりの飯盛山

金山へ出かけようとしたのですが、予定の登山道が通行止めやらなにやらで、時間も遅くなってしまったので、予定変更して久しぶりに飯盛山から高地山を歩くことにしました。

脊振では見かけないママコナの花も気になります。

 

まずは、登山口になる飯盛神社へ参拝。

飯盛神社拝殿・本殿

飯盛神社の御祭神はイザナミノ尊で、中宮には林業の神様五十猛(イタケル)の尊。

五十猛尊は、スサノオノ尊の子とされていて、紀伊の国の神様とも。

紀伊は林業の国ですからね。

ナギ(マキ科)の実

飯盛神社は結びの神様ともいわれており、境内にはナギの木が植えられています。

ナギの木の葉っぱは一見広葉樹のようですが、分類上は針葉樹になります。

上の写真でも少し見えますが、葉脈が平行脈になっています。

 

ジュウガツザクラ

駐車場の端に桜の花が咲いていました。

「秋さくら(春分、彼岸二度咲き桜)」の看板が立てられています。

コヒガンザクラの栽培品種ジュウガツザクラかと思います。

きれいに咲いていますね。

 

林道を上がって、登山道入口からヒノキ林の登山道に入ります。

山頂付近の照葉樹林

しばらくは、ヒノキの林が続きますが、山頂が近くなって、斜面がきつくなってくると、照葉樹林が広がります。

 

その照葉樹林の中で、面白いものを見つけました。

スダジイ(ブナ科)とクスノキ(クスノキ科)

株立ちのスダジイの中にクスノキが、まるで兄弟のように一緒に生えています。

クスノキは、まわりのスダジイに完全に囲まれています。

どちらも結構な樹齢かと思いますが、偶然スダジイの中で芽吹いてしまったんでしょうね。

 

 

ノササゲ(マメ科)

 

山頂直下の急登

飯盛山山頂(飯盛神社上宮跡)

山頂には飯盛神社上宮の跡となっていて、静かな森の中です。

 

キブシ(キブシ科)の実

ブドウのような実は、キブシの実のようです。

 

山頂を越えて、高地山、高祖山方面の縦走路に入ると、しばらくヒノキ林が続きます。

高地山への縦走路はヒノキの林の道から

ニホントカゲ

ニホントカゲが飛び出してきました。

尻尾はきれいな色ですね。

子供たちは、ニホントカゲより、色が地味で恐竜みたいなカナヘビの方が人気だそうですが…

 

樹走路の途中から飯盛山の後ろ姿が見られます。

縦走路から飯盛山越しに望む福岡市街

縦走路から脊振山地を望む

脊振山、金山、九千部山(アンテナだけ)が見えます。

 

高地山に近づくと、ナラ、ヤブツバキ、ソヨゴ、サカキ、ヒサカキ等の明るい森の道になります。

高地山へ向かう稜線の道

やっぱり… 

高地山山頂付近に咲いていました。

ママコナ(ハマウツボ科)

ママコナは、この時季九重や祖母でよく見かけますが、脊振では全然見ません。

ところが、高地山周辺では毎年咲いています。

 

帰りは、飯盛山方面に戻って、途中の分岐から日向道、アジサイの路を経由して下山します。

日向道への分岐付近

日向道は舗装された林道

日向道は、初めて歩きましたが、普通の林道でした。

林道沿いでは、花や小鳥に出会いました。

シジュウカラ

ヤブマメ(マメ科)

カラスノゴマ(アオイ科)

この花は、初めて見ました。

調べると、カラスノゴマのようです。

葉っぱからシソ科かと思いましたが、アオイ科だそうです。

 

赤とんぼの季節ですね。

リスアカネ

赤とんぼも、ナツアカネ、アキアカネ、ショウジョウトンボ、マユタテアカネ、ヒメアカネ…たくさんの種類があって、細かく見ないとわからないですね。

 

サンショウかと思ったら、イヌザンショウでした。

イヌザンショウ(ミカン科)の実

葉っぱをちぎって、においをかいでみるとミカンのような柑橘の香りがします。

 

ゴンズイ(ミツバウツギ科)の実

樹皮の模様が魚の「ゴンズイ」に似ているで有名なゴンズイの実です。

 

オトコエシ(オミナエシ科)

これは、オミナエシの仲間のオトコエシです。

中間の「オトコオミナエシ」というのもいるそうです。

時代…は関係ないか…

 

最後に少しおふざけを

狛犬を狙うカマキリ(中宮にて)

いやあ、間違いなく狛犬を狙ってますね。(笑)

 

飯盛山は、今年の1月に朝日カルチャーセンターの講座で、中宮付近までを案内しましたが、山頂はもう20年ぶりほどになります。

久しぶりでしたが、飯盛山から裏手の叶岳、高地山、高祖山は、標高400m前後の山々で、よく整備されていて公共交通機関のアクセスもまあまあなので、手軽に歩ける、なかなかいい山域です。

 

2023年10月6日山行

 

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初秋の井原山へ

前回の更新から1ヶ月が過ぎてしまいました。

毎度の言い訳になりますが、今回は福岡市内の某小学校の森林環境教育のとりまとめ役を仰せつかっていたり、まあ、シーズンですので色々と行事が多くて・・・

 

で、やっと初秋の雰囲気がただよい始めた井原山・水無谷に出かけてみました。

水無谷のケヤキの森

水無鍾乳洞の駐車場に植えられたキンモクセイがいい香り(芳香剤のような-笑)を振りまいています。

キンモクセイ(モクセイ科)

 

沢沿いには秋の花々が咲き始めています。

ヒカゲミツバ(セリ科)

ツリフネソウ(ツリフネソウ科)

ツリフネソウの距

ツリフネソウは、不思議な形の花ですが、よく見ると「距」の部分がくるくると渦巻いています。

「距」というのは、花の後ろの部分ですが、スミレなんかは、この部分が大工道具の墨入れ=墨壺(水糸に墨をつける壺)に形が似ているから・・・という説明で「距」という言葉が出てきます。

ほんと、変な花・・・(笑)

 

これに比べると、仲間のキスミレは、色といい形といい上品です。

キツリフネ(ツリフネソウ科)

 

秋になると、毎年マクロレンズで接写してしまいます。

ミゾソバ(タデ科)

本当に普通にたくさん咲いている、珍しくもない花ですが、観察会でも虫眼鏡で見てもらうと、花のかわいさに参加者の方は、すごく喜んでくれます。

 

ミゾソバの花にスジグロシロチョウが来ていました。

スジグロシロチョウ

モンシロチョウに似ていますが、模様がちょっと違います。

 

こっちは稜線のササ藪で

クロヒカゲ

 

アキチョウジ(シソ科)の花には、クマバチが

クマバチ(キムネクマバチ)

クマバチは、ミツバチと同じく「ハナバチ」と呼ばれる仲間です。

肉食でもなく、集団で生活しないので、巣を守るために攻撃的になったりはあまりしないそうです。

どちらかというと、おとなしい蜂です。

黒くていかつい感じがしますけどね・・・

 

これはあってるかどうかわかりません。

本当にわかりにくくて

ヤマシロギク(キク科)

シラヤマギク(キク科)

ヤマシロギクとシラヤマギク・・・

どちらも比較的特徴的な株だと思います。

 

今年は、思いのほか大雨と台風の影響が大きかったですね。

相変わらず、大雨と台風の爪痕

 

スギの幹についたコケから、かわいらしいキノコが・・・

ヒメコガサ?

多分、ヒメコガサ・・なのか?・・・

 

山頂付近にも秋の花が

アキノキリンソウ(キク科)

ツルリンドウ(リンドウ科)

 

山頂の岩の上にカマキリが

尾根筋の森の中で

ヤマガラ

コゲラ

他にも、エナガの声もしていましたが、姿が見えないまま。

 

これは、ヤマアカガエルかな?

ヤマアカガエル

背中の線の曲がり方などから、多分ヤマアカガエルでしょう・・多分

 

近々、レイジンソウが見たいという方を案内する予定なので、下見もかねていました。

レイジンソウ(キンポウゲ科)

もう、場所によっては咲き始めています。

つぼみもたくさん。

 

あと、トリカブトは、もう少し

トリカブト(キンポウゲ科)のつぼみ

オオバショウマ(キンポウゲ科)

 

これも、毎回ついついカメラを向けてしまう大木たち

カヤ(イチイ科)の大木

鍾乳洞第2入口の分岐にあるカヤの木です。

イヌガヤ(イチイ科)の実

こっちは、イヌガヤ。

イヌガヤは、葉っぱの先っぽが柔らかくて痛くないけど、カヤはめちゃくちゃ痛い。

そうやって見分けます。

・・・というのは、観察会で参加者に痛い思いをしてもらういたずらで、実は葉の裏の気孔帯の様子をみればわかります。(もちろん、本当に痛いかそうでないかでもわかります)

 

ケヤキ(ニレ科)の大木

これは、水無渓谷から瑞梅寺川の水源への分岐のケヤキの大木です。

実物は、結構な迫力ですよ。

今年は暑さが長く続いたので、紅葉はどうでしょうね。

秋の山も楽しみがたくさんです。

 

2023年10月1日山行

 

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残暑の中の井原山

井原山山頂

気になる花もあったので、井原山へ出かけました。

だらだら登りが好きではないので、普段登らないんですが、久しぶりにダルメキ谷のコースを登ってみました。(とはいえ、途中瑞梅寺川源流経由ですが)

 

アンノ滝

石灰岩の急登

このコースは急登と微妙な登りを繰り返すので、どうも苦手です。

途中、潔くグーっと高度が上がる瑞梅寺川源流を経由しました。

 

雲は出ていたものの、好天で山頂からは佐賀平野、有明海の向こうに雲仙普賢岳がくっきり見えています。

山頂から有明海の向こうに雲仙普賢岳

山頂付近から金山、脊振山を望む

ビロードクリイロイグチ

尾根筋にはこのキノコがたくさん出ていました。

調べたらクリイロイグチというキノコの仲間のようですが、カサの表面の感じからビロードクリイロイグチのような気がします。

カサ裏や柄を詳しく見ていないのでわかりませんが…(見ててもわからないかも)

 

花も色々見られます。

アケボノシュスラン(ラン科)のつぼみ

ヤブラン(キジカクシ科)

オミナエシ(オミナエシ科)

サイヨウシャジン(キキョウ科)

ヤマホトトギス(ユリ科)

ヤマホトトギスとヤマジノホトトギスの違いは、一般的に花弁の開き方で見分けるといいますが、成長の段階でどちらも開き方が変わっていくので、なかなかむつかしいですね。

「ヤマ」は、花が茎のてっぺんのみに花が付きますが、「ヤマジ」は葉の脇からも花が出ますので、これで見分けた方がわかりやすいかもしれません。

とりあえず、この株は葉の脇の花やつぼみが全くなかったので、「ヤマ」かと思います。

 

ツルニンジン(キキョウ科)のつぼみ

スズムシバナ(ゴマノハグサ科)

スズムシバナは福岡県の2011年のレッドデータでは、絶滅危惧A-Ⅰとされています。

先日の豪雨の影響で、わずかな生育地も半分ほど流失していましたが、なんとか数株残って花を咲かせてくれていました。

 

シシウド(セリ科)

ハグロソウ(キツネノマゴ科)

 

虫たちも元気です。

ヒカゲチョウ

翅の模様が微妙ですが、クロヒカゲではなくヒカゲチョウだと思います。

 

キアゲハ

アゲハチョウに似ていますが、上翅の付け根の模様が違います。

他のチョウたちと縄張り争いを繰り返しています。

 

沢の石の上でたくさんのチョウが吸水に集まっています。

スジグロシロチョウ

モンシロチョウのようですが、同じシロチョウの仲間のスジグロシロチョウです。

なんかかわいいですね。

 

キマワリ

キマワリも脊振の稜線付近ではよく見かけます。

 

ダルメキ谷も水無谷も先日の豪雨の爪痕が残っています。

豪雨の爪痕

今のところ、登山道に通行困難な箇所はありませんが、以前の通り歩けない場所もあるので、注意が必要です。
あと、流木などで沢がせき止められた状態の場所もあるので、しばらくは雨の後は山に入らない方がいいかもしれません。

脊振山地全体として、山歩きにはしばらくは注意が必要ですね。

帰りの車の中から虹が見えました。

2023年8月27日山行

 

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金山から小爪峠へ

金山山頂

前の週に出かけた小爪谷で、数か所アブやブヨにやられたので、今回は沢の少ないコースで…と、佐賀側の林道から金山~小爪峠を歩いてきました。

 

先日の豪雨のあと、佐賀県側の林道もあちこちで崩れて、通行止めになっていましたが、かなり早めに片付けられているようです。

豪雨でがけ崩れを起こした斜面のあと

福岡市側はまだ全然手が入っていなくて、寸断されたままですが。

 

林道の登山口(山中地蔵上)から1時間ほどで金山山頂です。

この日は暑さもありましたが、稜線は北寄りの風でかなり涼しくて、ときおり南北の景色を楽しみながら、のんびり歩いてきました。

 

涼しげな沢の小滝の風景を

沢の小滝

光の入るスギ林

途中のスギ林もよく手が入っていて、林床まで明るい。

 

金山付近の稜線にはブナの森が広がっています。

稜線に広がるブナの森

九州のブナ林は、林床にミヤコザサがびっしり。

独特の風景となっています。

ただ、このミヤコザサが、日本のブナ林の実生を妨げているともいわれています。

「実生」つまり、母樹から落ちた実(種)が、新しく芽吹くことですが、これだけササ藪になっていると、なかなか芽吹けません。

それによって、ブナ林自体の更新ができずに、ブナ林がどんどん減っているそうです。

もちろん、気候変動、シカの食害も大きな影響を与えているんですが。

自然の流れはしょうがないかもしれませんが、なんとかこのブナ林を残したいものです。

 

縦走路から金山を振り返る

脊振山遠景
今日はかすんでます

 

花もいろいろ咲いてます。

コバギボウシ(キジカクシ科)

先週、つぼみを紹介したコバギボウシが、もう咲いていました。

山野草としては、大ぶりの花で上品な花ですね。

好きな花のひとつです。

 

 

ヤマホトトギス(ユリ科)

ホトトギスの名前は、花弁の赤い模様が鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることから、つけられたそうです。
そんなに似てませんけどねえ…(笑)

 

オトギリソウは、悲しい伝説が…

オトギリソウ(オトギリソウ科)

「悲しい伝説」は、昨年も紹介したので割愛しますが、稜線にたくさん咲いています。

脊振でも数種類のオトギリソウが見られるようですが、なかなか分類が難しいので、「オトギリソウ」としておきます。

 

こちらは林道沿いで

イヌトウバナ(シソ科)

シソ科の、よく見かけるやつです。

虫たちも…

今はトンボたちが元気です。

オオシオカラトンボ♀

多分、オオシオカラトンボの♀でしょう。
あんまり見たことないです。

 

こっちは、普通のシオカラトンボの♀です。

シオカラトンボ♀

こっちは林道を飛んでいたました。

ミヤマサナエ

ミヤマサナエのようですね。

同じく林道で葉っぱの裏に派手な色の毛虫が

フクラスズメの幼虫

フクラスズメというガの幼虫のようです。

成虫は地味です。

毒々しい原色の幼虫は、「毒があるかもよ、危ないやつだよ」というアピールをして身を守っているとも言われています。

このフクラスズメには毒はないそうです。

本当は気が弱いのに、イカツい格好して歩いている若者のようなものです。(笑)

 

ツマグロヒョウモン

金山の稜線では、よくツマグロヒョウモンを見かけます。

オナガアゲハ♀

クロアゲハかとも思いましたが、下翅の模様や尾の長さから、オナガアゲハのようです。

ちょっとピンボケしましたが

クツワムシ

稜線でクツワムシ(多分)が飛んできました。

 

金山の山頂のコゴメウツギの枝にシマヘビが休憩していました。

シマヘビ

シマヘビは普通臆病で、人に気づくとすぐ逃げるのですが、こんなところで日向ぼっこをしているところをみると、体温が下がって動きが鈍っているのかもしれません。


アブを避けたつもりでしたが、1個だけやられました。
森林香(強力虫よけ線香)と虫よけ剤をしっかりやっていたんですが。

 

虫よけしながら虫の写真を撮って…

なんとも…

 

2023年8月13日山行

 

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