しろ鹿 脊振の山散歩

かけだし森林インストラクターのぶらぶら山散歩

マンサクの花を訪ねて鬼ヶ鼻岩へ

 

朝起きたら、まばゆいばかりの青空!

3月になると、気になりますね、黄色い花。

ということで、鬼ヶ鼻へ出かけてきました。

鬼ヶ鼻岩から脊振山を望む

ちょっと寝坊したので、椎原の登山口から直登コースで鬼ヶ鼻へ向かいます。

鬼ヶ鼻岩直登コースの滝

直登コースは、距離が短いのですが、急登が続きます。

沢から尾根へ、まず最初の急登を登ると、鬼ヶ鼻直下の尾根にあがり、さらに尾根道も険しくなっていき、鬼ヶ鼻岩の岩壁が見えてきます。

鬼ヶ鼻岩の岩壁

エナガ

尾根道に上がる急登の途中で、小鳥たちの声が…

エナガでした。

 

今日は、素晴らしい晴天です。

鬼ヶ鼻岩の上からは福岡市内が一望です。

鬼ヶ鼻岩から福岡市内を望む

 

そして、鬼ヶ鼻岩と縦走路の分岐付近へ

マンサクの花は、もう咲いていました。

マンサク(マンサク科)

しかし、昔はもっとたくさん咲いていたような気がしますねえ。

早春に「まず咲く」ので、「まんず咲く」→「マンサク」だとか。

マンサクは、樹高が高いので、花を近くで見るのが難しいのですが、縦走路を西に、猟師ヶ岩山方面へ岩場を登って行くと、手が届くほど目の前に咲く場所があります。

…が、ここ数年は、あまり咲いていません。

今年も、この場所には咲いていませんでした。

錦糸たまごのような花

で、比較的近くに咲いていた花を高倍率ズームで。

錦糸たまごのような花びらです。

 

帰りは、椎原峠西から登山口へ戻ります。

このコースは、先日ケガをしたルートと同じ。

のちの反省を込めて現場検証を…

 

と、源流部の斜面に、ツクシショウジョウバカマの花が咲き始めていました。

ツクシショウジョウバカマ(メランチウム科)

そもそも、花の色が中国の妖怪「猩々(しょうじょう)」のように赤い、袴のついている花なので、ショウジョウバカマの名前になりましたが、ツクシショウジョウバカマの花は、白、薄紫、ピンクというイメージ。

まあ、花が終わる前のしばらくの間、猩々のような赤になりますので、この名前でいいのかな?

 

落葉樹の森は、見た目は冬枯れですが、暖かい陽のなかで春のにおいがします。

冬枯れの森も春のにおい

メタセコイアの森

ケガをした、メタセコイアの森をゆっくり歩いてみましたが、「事故現場」がどこだったのか?

わかりませんでした。

ま、いっか。

今後とも気を付けて歩きます。

とりあえず、我ながら全然懲りてない。

反省はしてますが(苦笑)

何はともあれ、久しぶりにタイトル通りの「脊振」でした。

 

2024年3月10日山行

 

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