ここ数日冷え込んで、山も白くなっていたので雪を求めて金山へ出かけてきました。
稜線付近は雪が20cm程度積もっていて…縦走路にだれも歩いていないし…
ついついこんなことをして遊んでしまいます。
60前のおじさんがひとりで…(苦笑)
標高500mを超えた尾根にあがると一面雪景色です。
よく見ると登山道を離れて森の中に消えていく動物の足跡がたくさん見られます。
これは定番、ウサギの足跡のようです。
画像の右方向に走って行ったようですね。
左側の進行方向に縦にふたつ並んだ足跡が前足、右側の進行方向にむかって横に並んだ跡が後ろ足の跡です。
ウサギはまず後ろ足で強くけって前方の遠くのほうの地面に前足がついて、跳び箱を飛ぶような格好で後ろ足が前足の前方につきます。
なので、うしろについた前足の跡と前についた後足の跡がひとセットになって見えます…わかりにくいかな?
さて次は何の足跡でしょう?
指や肉球の跡が消えてるのではっきりわかりませんが、タヌキかアナグマかな
山頂に出るともうすっかり雪山の風情です。
登山者の踏み跡に土が見えません。
西山方面に周回する予定でしたがあまりに登山者が少ないのと雪が深いので縦走路のブナ林の様子を見に行ってそのまま元の道を引き返しました。
予定を変更して時間に余裕ができたので冒頭の雪のワンちゃんを作製しました。
ところで、雪の脊振山地の歩き方ですが、多少積もっても新雪の時はひどく滑ることもなく、登りではキックステップ、下りはかかとから少し体重をかけて歩けばそれほど滑ることはありません。
アイゼン(軽アイゼン)は、雪が積もって数日過ぎてアイスバーンになっていたり圧雪で滑って全く足がかりができないときに使うもので、積雪=アイゼン装着ではないことを考えていただきたいと思います。
アイゼンを使用する場合も雪が少なくなって必要がなくなったらすぐに外してほしいと思います。
薄い積雪でアイゼンを使用することで登山道を削り木の根をひどく傷つけます。
もちろん安全第一ですが、雪道の歩き方をしっかり身に着けることも大事でしょう。
雪山は低山でも無雪期とは危険性が全く違います。
初心者の方はしっかり経験者と同行し歩き方を練習しましょう。
未経験者の単独での山行はやめましょう。
ふくおか森林インストラクター会 | ふくおか森林インストラクター会は地域の人々に自然や森林の大切さを伝えています。 (forest-instructor-fukuoka.com)