しろ鹿 脊振の山散歩

かけだし森林インストラクターのぶらぶら山散歩

涼を求めて…でも、暑かった

久しぶりに天候も良く、立て続けに休日をつぶされた雑用からも解放されたので、久しぶりに金山・滝川谷を歩いてきました。

水量の多い沢沿いの登山道はさぞかし涼しいかと思いきや…やっぱり暑かった(苦笑)

まあ、見るだけの方が涼しいかも、ということで、滝や沢の画像をどうぞ

滝川谷の大滝

梅雨明け直後の沢は水量が多い

もう、この時期は山歩きより沢歩きの方がいいかも。

 

登山口からしばらく歩いた杉林の中に、大きめのカツラの木があります。

カツラ(カツラ科)の大木

カツラの葉

 秋になると漂う、甘いキャラメルのような香りが楽しみです。

 

 もうほとんど終わっていましたが、ハンカイソウの花が少し残っていました。

ハンカイソウ(キク科)

沢沿いにできたギャップには、良く日が当たり、テリハアカショウマの花が咲いていました。

テリハアカショウマ(ユキノシタ科)

ヤブコウジ(サクラソウ科)

ヤブコウジは、秋の赤い実が目立ちますが、下向きに控えめに咲く花も良いですね。

 

夏は生き物たちが元気です。

ミヤマカワトンボ(左♂・右♀)

アサギマダラ

何千キロも「渡り」をするアサギマダラ。

ひらひらと優雅に飛ぶ姿は、とてもそんな過酷な「渡り」をやってきたとは思えません。

 

山頂では、キアゲハ、ツマグロヒョウモン、モンキアゲハが三つ巴で縄張り争いをしていました。

キアゲハ

ツマグロヒョウモン

キアゲハは後翅の尾が、ツマグロヒョウモンも後翅が少し欠けています。

これは、戦いの結果ですね。

キアゲハは、ツバメ相手にでもスクランブルを掛け、縄張りを守ろうとします。

 

ヒグラシ

この時季、山の上では昼過ぎ頃からヒグラシが鳴き始めます。

蝉の仲間は、土の中で何年も幼虫の状態で過ごすと言われていますが、具体的な生態はまだ解明されていないようです。

昆虫って、幼虫の時期にたくさん食べて体を大きくして、成虫になるとそれ以上体は大きくならず、ただひたすら子孫を残すために活動をするんですね。

セミはたった数週間…恋の季節。

 

ヘビも色々と活発に活動してます。

ヤマカガシ

ヤマカガシは、毒ヘビですがマムシと違って比較的臆病で向こうから逃げていってくれます。

口の奥の方に毒の牙があり、かなり深くかまれないかぎり大丈夫だともいわれますが、まあ、あまり近寄らない方がいいでしょうね。

今日のシメは、ヤマカガシというのも何ですが…(苦笑)

今日はこれまで!

 

2024年7月20日山行(アップが遅くなってしまった)

ふくおか森林インストラクター会 | ふくおか森林インストラクター会は自然や森林の大切さを伝える活動をしています。 (fukuoka-forest-instructor.com)