気になる花もあったので、井原山へ出かけました。
だらだら登りが好きではないので、普段登らないんですが、久しぶりにダルメキ谷のコースを登ってみました。(とはいえ、途中瑞梅寺川源流経由ですが)
このコースは急登と微妙な登りを繰り返すので、どうも苦手です。
途中、潔くグーっと高度が上がる瑞梅寺川源流を経由しました。
雲は出ていたものの、好天で山頂からは佐賀平野、有明海の向こうに雲仙普賢岳がくっきり見えています。
尾根筋にはこのキノコがたくさん出ていました。
調べたらクリイロイグチというキノコの仲間のようですが、カサの表面の感じからビロードクリイロイグチのような気がします。
カサ裏や柄を詳しく見ていないのでわかりませんが…(見ててもわからないかも)
花も色々見られます。
ヤマホトトギスとヤマジノホトトギスの違いは、一般的に花弁の開き方で見分けるといいますが、成長の段階でどちらも開き方が変わっていくので、なかなかむつかしいですね。
「ヤマ」は、花が茎のてっぺんのみに花が付きますが、「ヤマジ」は葉の脇からも花が出ますので、これで見分けた方がわかりやすいかもしれません。
とりあえず、この株は葉の脇の花やつぼみが全くなかったので、「ヤマ」かと思います。
スズムシバナは福岡県の2011年のレッドデータでは、絶滅危惧A-Ⅰとされています。
先日の豪雨の影響で、わずかな生育地も半分ほど流失していましたが、なんとか数株残って花を咲かせてくれていました。
虫たちも元気です。
翅の模様が微妙ですが、クロヒカゲではなくヒカゲチョウだと思います。
アゲハチョウに似ていますが、上翅の付け根の模様が違います。
他のチョウたちと縄張り争いを繰り返しています。
沢の石の上でたくさんのチョウが吸水に集まっています。
モンシロチョウのようですが、同じシロチョウの仲間のスジグロシロチョウです。
なんかかわいいですね。
キマワリも脊振の稜線付近ではよく見かけます。
ダルメキ谷も水無谷も先日の豪雨の爪痕が残っています。
今のところ、登山道に通行困難な箇所はありませんが、以前の通り歩けない場所もあるので、注意が必要です。
あと、流木などで沢がせき止められた状態の場所もあるので、しばらくは雨の後は山に入らない方がいいかもしれません。
脊振山地全体として、山歩きにはしばらくは注意が必要ですね。
2023年8月27日山行
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