しろ鹿 脊振の山散歩

かけだし森林インストラクターのぶらぶら山散歩

1年ぶりの九重キャンプ(2日目・大船山)

2日目は、3:30に起床。

寒さで少し寝不足ですが、まあ、ゆっくり歩けば大丈夫そうです。

テントから這い出すと、フライシートには凍りついた夜露が張り付いています。

靴を履いて、準備していたサブザックを背負って、4:00には真っ暗な森の中の登山道に取り付きます。

朝日を浴びた大船山頂

九重町の日の出は、6:40くらいになっていたようですが、山頂からだと少し早くなるでしょう。

それでも、2時間以上は時間があるので、ご来光には間に合いそうです。

道は、真っ暗な上に溶岩がゴロゴロしていて歩きにくいので、ゆっくり登ります。

途中4組くらいの登山者に先を譲りました。

 

6:00過ぎに山頂へ到着。

大船山の肩にあたる段原からは、空も明るくなってきて、東には水平線のような一直線の雲がかかっています。

カメラが使えないので、風景を心に焼き付けようと決心していましたが、この美しい景色を見ると、もう、何でもいい、そうだ、スマホがあるじゃないか!

ということで、スマホでの撮影としました。(画質はかなり落ちますが、ご容赦を)

 

おーっ! 6:20前に明るい点が出てきました。

大船山頂からのご来光

お日様は本当に暖かい。

山頂からの景色をご覧ください。

北東方面に由布岳

山頂の紅葉と祖母・傾山系

 

 

 

阿蘇五岳も美しい

朝日に照らされる山頂の紅葉

日が昇ると、左手には由布岳の双耳峰、右の遙か先に祖母・傾の山々。

後ろを振り返って、久住山・中岳の山塊と少し南側には阿蘇五岳もきれいに見えます。

ここ数日、朝晩の気温差が大きいのですが、雲海はあまり出ていません。

 

明るくなると美しい紅葉が現れます。

 

山頂でパンと暖かいスープの朝食をとって、北大船山に向かいます。

北側の斜面の紅葉も見事です。

山頂直下の紅葉

北大船北西斜面の紅葉

紅葉は、ミヤマキリシマの葉のグラデーションと、コミネカエデ、ウリハダカエデ、標高が低めの場所は、シラキも見られます。

 

段原まで戻ると、まっすぐ稜線を進み北大船山に向かいます。

北大船山頂

北大船稜線から九重山塊を望む

北大船山稜線から大船山を振り返る

北大船山は、開けた稜線を、景色を楽しみながらのんびり歩き、北側の平治岳との鞍部まで下りて、坊がつるのテントまで帰ります。

 

テントがすっかり濡れてしまっているので、乾かすために、坊がつるではゆっくり過ごして、11:00過ぎに下山開始です。

 

途中、ミズナラの樹液にルリタテハが止まっているのを見つけました。

ルリタテハ

最近も、たまに見かけるけど、なかなか写真を撮らせてくれないので、ここでゆっくりとらせてもらいました。(スマホだけど)

 

吉部登山口からは、2回目でしたが、テントを担いで登るには、急登も1カ所だけで非常に楽なルートです。

大船林道に出るまで、ずーっと森の中なので、夏でも暑くないし。

今後、テント泊の時は、ここを利用することが増えそうです。(もう歳だし)

 

それにしても、今回「紅葉」は、ほとんど意識していなかったので、思いがけず…でしたが、平日(火曜・水曜)にもかかわらず、結構な人出だったことをみると、みんなそのつもりで来ていて、自分がいかに何にも考えずに計画立ててたかが思い知らされます(苦笑)

あと、カメラのバッテリー・・・

 

2023年10月18日山行

 

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