もうすっかり晩秋ですが、ちょっと今年の夏の総括を…
今年はなにより感動したのが車谷のキツネノカミソリです。
井原山水無谷のキツネノカミソリ群落は有名ですがここ10年ほどはとにかく人出が増えて車も止められない状態なのでここ数年ずーっと車谷の控えめなキツネノカミソリで我慢していました。
毎年水無とは群落の迫力が違うと思っていたのですが、今年は豊作!!
林道上の沢沿いから斜面の奥まで。
さすがに井原山にはかないませんが、いつもよりすごく見ごたえがあって久しぶりに感動しました。
ほかの登山者方もみんな驚いてました。
他に今年も夏に出会えた花を…
生き物たちもいろいろいます。
稜線の林の中を歩いていると所々でギィーーーと鳴き声が聞こえてきます。
結構うるさい。
名前はエゾセミですが九州でも標高の高いところにはいます。
北海道では平地にもいるそうです。
びっくりさせると死んだふりをしてポトリと木から落ちるそうですが、向こうが先に気付いて警戒しているのでびっくりしてくれません。
こっちはヒグラシです。
おなじみの別名「カナカナゼミ」ですね。
はじめは「ぎぃぃ ぎぃぃ…」とかかりにくいエンジンを回すように鳴き始めて急にエンジンがかかって「カナカナカナカナ…」と鳴き始めます。
沢の水の中をのぞいてみると小さなサンショウウオの子供がいました。
わかりますか?
流水性のブチサンショウウオのようです。
体長は4㎝ほどですが、両生類のサンショウウオはこれから10~15㎝くらいに成長して陸に上がり枯れ葉の裏などに潜りひっそりと暮らします。
この記事を書き始めたとたん急に仕事がバタバタし始めて放置していたのでもう冬目前でアップするのやめようかと思ったのですが、せっかくなので今更ながら今年の夏の思い出でした。(苦笑)
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