ここ数日、3月から4月初旬あたりの天候が続いていたので、井原山に出かけてみました。
ケガが落ち着いて、3週間ぶりの山です。
足慣らしがてら、お気楽コース・水無谷から山頂を目指します。
とはいえ、なめてはいけません。
沢にかけられたいくつかの橋は、昨年台風で流されたり、壊れたりしていましたが、きれいにつくり直されていました。
多分、伊都遊歩道クラブの皆さんのお仕事だと思います。
いつもありがとうございます。
登山口付近から、キツネノカミソリの葉っぱがあちこちで、茂り始めています。
沢沿いの木の枝にこんなものが…
「スカシダワラ(透かし俵)」と呼ばれているものです。
これは「クスサン」というヤママユガの仲間の蛹の繭です。
普通は、秋のうちに羽化するそうですが、まだ、中に蛹の姿が見えます。
多分、羽化しきれずに、死んでしまったんでしょう。
クスサンは、かなり大きめのガで、幼虫はさわるとヤバそうな、長い毛におおわれた毛虫ですが、全く無毒だそうです。
成虫は、口が退化して(正確には「退化」とは言わないそうですが)羽化した後は何も食べずに交尾、産卵で一生を終わるそうです。
なんか切ないですね。
ケヤキの森は、冬でも気持ちのいい森です。
ケヤキの森では、ヤマガラやコゲラ、エナガがちょこちょこと飛び回っていました。
まだ2月なのに、気の早いホソバナコバイモが咲き始めていました。
下向きの花は清楚な感じがしますね。
急登を登って、稜線に出ると、本当に気持ちのいい晴天です。
ミツバツツジの冬芽も膨らみ始めています。
まだ2月だし、この後また、少し冷え込むようですが、山の生き物たちは春の準備を進めています。
春が待ち遠しいですね。
2024年2月18日山行